犬デウスのブログ

1980年代前半生まれの、発達障害者男性のブログです。

障害者雇用に転じて、事前の予想と大きく違っていたこと(2024/3/25)

自分は、大学職員として約5年働いていたし、
その前の仕事も、約1年半働いていた。

だから、「ある程度、仕事を任せても大丈夫な人」と、
判断されるのではないかと勝手に予想していた。

しかし、現実は違った。
周囲は、自分とどう接して良いか、
どう扱って良いか分からず、戸惑っている感じだったし、
最初の数か月はほとんど仕事がふられず、
一日中暇をしているような有様だった。

今の会社に来て大幅に改善されたが、
障害者と名乗るだけで、これだけ周りの反応が変わるのかと、
最初の頃は結構ショックだった。

また、そもそもの面接を受ける段階でも、
自分の場合では、一般枠での職歴がほとんど考慮されない様子
だったのが予想外だった。

一般枠時代の仕事内容はほとんど聞かれず、
ひたすら、どういう障害を抱えていて、
どういう配慮をして欲しいのかということを聞かれ、
一般枠時代の話が出ても、どいうことに困難を感じたか、
ということしか聞かれないような、
そんな感じの面接がほとんどだった。

何と言うか、何ができるかよりも、
何ができないかを、見定めているような感じだった。

幸い、今の会社は
何ができるか、という部分に着目してくれたが、
この点は自分が世の中を甘く見すぎていたと、
大きなショックを受けた点だった。

あと、自分の甘えなのだろうが、
「この人のキャリアアップを助けてあげよう、
面白い仕事をふってやろう」みたいな
周りからの働きかけは、
特に1つの前の職場(約3年働いた)では、
全くなかった。

一応、自分の意向を雇用側に伝える機会はあったが、
全く考慮されないどころか、
そもそも誰も自分のことなど眼中にない感じだった。

自分は雇用率のために仕方なく雇われているだけの存在なんだ、
ということを、日々、ひしひしと感じていた。

もちろん、雇ってもらえるだけで有難いのだが、
上記が、主に自分が感じたギャップである。