つぶやき
思い出すのは、「誰か」のことばかり。 自分のことは、思い出さない。
現代の科学が正しいとして、もし僕が現宇宙が誕生する、1000億年前に意識を持っていたとしたら、「この世」なんてものが登場すると想像できるだろうか? 「この世」なんてものが登場する不可思議さを思えば、「あの世」はあるとは思わないが、「魂」というも…
永遠に眠っていたい。自分のことを考えたくない。
壊れて欲しくないものが、次々に壊れていく。
「自分」がこの世に生まれるまで、いくつの命を経由したのか分からないが、たとえば微生物から順に進化してきたとして、各個体の生存確率を全て掛け合わせたら、とんでもなく小さい数字になるだろう。 そして、精子が特定の1個でないと「自分」にはならない…
この脆弱すぎる肉体から解放され、自分が神として降臨する、悪意が一切存在しない、一切自分が脅かされることのない、無垢の優しさに溢れた世界へ行きたい。 知性なんかいらない、温もりがあればそれでいい。
また今日も、「あのこと」を夢に見た。最近頻度が上がってきて、週に1回は見ている気がする。 努めて思い出すまいとしているのに、一体自分の脳味噌は、何を意図しているのか? 元々弱っている心に更なる鞭を打って、一体何の得があるというのだ? 朝から本当…
永遠に、今日という一日の繰り返しでいい。もう、一切の変化を望まない。 だけど、容赦なく時は流れていき、不断の変化に晒される。 あれこれと足掻いてみるけれど、運命の強大な力の前では、何も成す術がない。
せめて、あと5歳若ければなあ。無職期間が長すぎたのは仕方ないにしても、一般事務で単純作業ばかりしていた数年間が、本当に無駄だった。 きっと、あっという間に50歳になってしまうだろう。 次、大きな判断ミスをしたら、二度と挽回ができないだろう。 年…
どうせ生まれなければいけないなら、鳥に生まれたかった。
少しだけ愚痴を書く。 なぜ、自分が自分以外の誰かではないように、自分も自分ではない、という状態が実現されなかったのか。なぜ、私は私に生まれてしまったのか。 永遠の安寧の中にとどめておいてほしかった。自意識なんて持ちたくなかった。自分がこのポ…