大学生ぐらいから、
「失った時間を取り戻したい、埋め合わせをしたい」
という思いを、ずっと持ち続けてきた。
しかし夢に挫折し、
無職時代を経て障害者手帳を取得することになり、
さらに埋め合わせるべき時間は増大した。
この先、よほど大きな成功を収めない限り、
陰惨な過去はただの陰惨な過去のままであり、
劣等感まみれの自意識に苦しみ続けることになるだろう。
だけど、打開策がまるで見つからない。
色々と何をやるか検討しても、
実際に過去にやってできなかったことを根拠としていくと、
ほぼ全ての選択肢が消滅してしまう。
いい意味で開き直ることができれば、
少しは気分も晴れやかになるかも知れないが、
ちょっとまだ、
本音のレベルで考えを切り替えることはできそうにない。