犬デウスのブログ

1980年代前半生まれの、発達障害者男性のブログです。

未来予測の困難さ、と言うより、自分の時代感覚の無さ(2024/3/20)

40数年生きてきて、この間に本当に様々な栄枯盛衰があった。
そして、そのほとんどが、自分の予想とは大きく外れた。

例えば、声優業界がこれほど大きくなるとは思わなかったし、
スマホがこれほど普及するとは思っていなかった。
近年で言えば、Vtuber含めたYoutuber業界がこれほど盛り上がるとは思わなかったし、
自然言語処理の急速な発展などは、驚きを通り越して衝撃だった。

RPGやJPOPの盛り上がりは永遠に続いていくと思っていたし、
小中学生の頃に良くテレビ中継されていたスポーツなんかも、

ずっとその状態が続くと思っていた。
新卒の時に人気だった業界もずっと人気であり続けると思っていたし、
実店舗のビジネスが、インターネット通販に大きく影響されるとも思わなかった。

「これは面白い、これはきっと流行る」と思ったことが全く流行らなかったり、
「つまらない、こんなのは流行らない」と思ったことが流行ったり、
とにかくマジで自分の予想は外れ続けた。
(当たった予想としては、この先プログラマの職業としての人気が

高まるだろうなということぐらい)

しかし、どんな分野にも、必ず先駆者と呼ばれる人々がいて、
一体彼らはどんな感覚を持っているんだろうと、非常に興味深く思う。

動画投稿サイトができた直後から個人配信を始めたような人々、
AIなんて注目されていなかった時に勉強に没頭していた人々、
「もう駄目だ、廃れた」と言われていたようなジャンルに飛び込んで、

復活の立役者になった人々など。

大量に人と喋れば、そういう「次にこれが来る」という感覚は磨かれるのだろうか?
それとも、単なる運なのだろうか?
ロジックではない気がするが、物凄く高い思考力があれば、

ロジックで答えを導き出せるのだろうか?

自分は小説家を目指して失敗したような人間だから、

「何かを当てる」ことに物凄く興味があるが、
そういった前例のないことに大きく自分をベットするような人々は、
自分自身の「これ、面白い」という感覚を判断の根拠にしているのだろうか?

この流行りに対する感覚の鋭さは、かなり個人差があるように思うが、

最大公約数的な感性を持っていると有利なのだろうか?
それとも、繰り返しになるが、

必要なのは非常に緻密で高度に組み立てられたロジックだろうか?

たとえば自分が何かを新しく始めるとして、
後発組になるけれど、今流行っていることをやるべきか、
それとも競争のほとんど無い領域に飛び込んで、先駆者になるべきか?

こういう、闇夜に鉄砲を撃つようなことを考えている時は本当に楽しい。
メンタルが物凄く弱くて、誹謗中傷には耐えられそうにないが、

悔いなく人生を終えるためにも、
死ぬまでには何かやりたいと思う。