十日間ぐらい、今後の人生の時間の使い方をじっくり考えた。
その結果、また考えが変わるかも知れないが、
もう下積みをしないことにした。
この年齢から、5年後、10年後のために今の時間を使うのは、
一生下積みで終わる可能性がかなり高くなると思ったし、
熟考すればするほど、もう時間がない、間に合わないとの
思いが確かなものになった。
だから、今できることの中で、
少しでも人生に紛れを生んでくれそうなことを
やるしかないとの考えに至った。
それで、実際に今できることをやって何にもならなければ、
もう自分はそれまでの人間だったんだと、諦めるしかないと思った。
どんなにやりたいと思っても、できないことはできないし、
破滅するよりは、精神的に辛くても日常を守り抜いた方が良い。
ただ、少し愚痴を吐くと、少なくとも、
自分の人生には落とし穴がたくさんあったのに、
ジャンプ台がほとんどない、というか1個もなかったという感想。
ひとまず、今やろうとしていることは直近で1つあるが、
その成り行きを見て、もう1つ時間投下するか検討していることを、
そもそもやるかどうか、
やるならいつから着手するかを判断する予定。
あらためて、若さというものを心の底から羨ましく思う。
自分が今20歳だったら、迷わずに下積みをする道を選ぶ。
だけどこればっかりはもう、どうしようもない。
過去の自分が必死に知恵を振り絞った結果が今なんだと、
現実を受け入れるしかない。